巫女舞~ただ一つの願い~ 感想
まえがき
本記事には18歳未満の方には閲覧を適さない情報を含みます。自己責任で閲覧してください。
いや、またエロゲーの話なんだけど、「なーんだ」と思わずリンク先のムービーだけでも見て行ってくれませんか。めっちゃ好きなので
作品リンクはこちらから。(別窓でDLsiteに遷移します。)
巫女舞 ~ただ一つの願い~
この作品、何なら発売されたころからずーっと気になっていたんですが、ようやくプレイしました。
ムービー見てもらってわかる通り、夏真っ盛りの作品なんですが、積み残した人生の夏休みの宿題がようやく終わったようなそんな気分。
たまたま、「巫女舞」が気になって検索した人がいるならばと思い、記事を書いておくことにしました。
総評
良作「夏田舎」シナリオゲー
2004年にetudeの第1作目として発売された作品。
原画が数々のライトノベル表紙を飾ってきた、あの植田亮先生による作品。息をのむような美しいCGが多いのが特徴。
ライターにはこれまた昨今のライトノベル界隈では名前を見ない日はない健速先生も参加。
また、OP/ED/BGMがI've soundなので、音楽面でも不安要素がなく気持ちよくプレイができるのもGoodなポイント。
修正バッチはないものの、パッケージ版でもWindows11で普通にインストールして遊べるので、システム的な問題点も特に見受けれらない。
ただ、修正パッチがない≒いくつか誤字・脱字が見られるのが少しBadポイント。いわゆるシナリオゲーに分類される作品なので、ここはちょっと悲しい。
「巫女さん」、「夏」、「田舎」というわかりやすいラベリングで、裏切られた感覚は少なく期待通りの話が進むように思った。
個別ルートに入ると、各ライターの癖なのかそれぞれのキャラクターの個性をこんな風に描くだなという感想に。
個人的には茜ルートが特におすすめ。作品の雰囲気に最もマッチしていたのはこのルートなのでは?という結論に至った。
Airのような夏の雰囲気に、ひぐらしのような田舎の雰囲気を掛け合わせたような2004年らしい作品とも言えそう。
何がよかったのか
忘れ物を取り戻したときのような気持ちよさ
大澤茜好きにならない人いるんですかこのシナリオ。
なぜか幼い頃に出会ったことがない。でも、いつか助けてくれたお姉さんの記憶をふと思い出す、そこにハチャメチャなどんでん返しはありません。
なんとなくそうなんだろうなと思ったことの通りに進んでいるはずのシナリオなのに、なぜか嫌な感じはしないし安心感すら覚える。
シナリオを読んでいる自分にはないはずの宮合の記憶がなぜがハル屋に行けば取り戻せるような不思議な感覚が、とても心地よいしこの作品にはピッタリハマっていたと思いました。
茜と幸せになれる未来が自分にとっては最もこの作品で一番刺さる内容だったかと
本作品が唯一「神」作品まで昇華しきれなかったと思う点は、各個別ルート終了後に攻略可能な某ルート。
後述するCGの美しさやキャラクターの配置の仕方などポテンシャルの高さはあったけれども、あともう一歩共感しきれなかった
プレイ時間を考えれば、ちょうどいいボリューム感ではあるけれどもせっかくの最終ルートだったんので重複して2回目読むことになる部分を削ってあのキャラクターとの関係性を深めてもらえたら、もっと泣いていたかもと思ったり。
でも、ちゃんと満足はしてる。想像で補完できる箇所まですべて原作側が書き込む必要がないといえばそうとも言えるので、妄想が捗る内容ともいえましょう。
最後のCGまで何とかしてみてほしい
20年前の作品だから好き嫌いは分かれるかもしれないけど、背景を中心とした光を意識させるCGは当時こんな美しいものがあるのかと驚愕しましたとも。
植田先生のCGの美しさに関しては、もうああだこうだ言うよりも見てほしいとしか言えないものの、特に最後の1枚まで到達してほしいとここでは言及したい。
たまたま、私が好きな要素がこれでもかというくらいに詰まっている(理解者理解)ので、見た瞬間に「あああああああああああああ」と声が出てしまった。
せめて、せめて各キャラクターの巫女舞のCGだけでも見て行ってくれませんか・・・本当に良いので、、、
とにかくこのゲームの「良さ」のかなりの部分を植田先生の美しいCGが占めているのは間違いないので、サンプルのスチルが好きならば絶対にプレイした方がいいですよこれ。
やはりI've soundは鉄板で
実は本作プレイ前に、サントラだけを某中古ショップで拾うくらいには音楽面が素晴らしいのなんのっていう話なんですよね。
中古のサントラが、何なら本体と同じくらいのお値段がするという結構なレア音源だったりします。
聞くだけなら、本編クリア後にサウンドモードでも聞けるので実質お得という説もあります。
お気に入りのBGMは「Casual Days」いわゆる日常系シーンにぴったりのBGMですが、開始4小節の心地よさが何度聞いても飽きない素晴らしい1曲。
また、OPのWind Of Memory ~記憶の風~はI'veではわりと珍しいwata氏作編曲のKOTOKO曲。EDのSpillage(MOMO)はI'veのナンバリングされたコンピレーションアルバムにも未収録。
ファンの多いI'veでも知ってたらお互いにニヤッとする楽曲だったりもします。
巫女舞楽曲の話で飲む日本酒はさぞうまかろうよ。